加齢臭(かれいしゅう、
原因は、若者の間にはほとんど存在しない臭いの成分です。
1999年、資生堂と高砂香料工業が共同研究で発見しました。
加齢臭の原因となる体臭成分は、不飽和アルデヒドのノネナールという成分です。
この成分は青臭さと脂臭さを併せ持ち 男女ともに性差なく40歳代以降に増加が認められて 中高年特有の「クサイ」臭いとして感じられています。
体の臭いというのは食べ物、特に低脂肪高繊維質 植物性食品が中心の食生活(和食)と多いに関係があったようです。
つまり、和食は低脂肪 高繊維質ということで体臭を発生させにくかったのです。
ところが食生活の大きな変化により 高たんぱく高脂肪・・・特に肉や乳製品等の動物性脂肪過多の食事に移行したことで
より体臭が発生しやすくなってきているのです。
厳密にいうと、加齢臭=オヤジ臭ではありません。
ノネナールという物質は、男女問わず発生するものですが、同じ年齢の男女を比べると、女性のほうがノネナールの発生が少ない傾向にあります。
女性ホルモンには、酸化を抑止する効果がある為です。
また、女性のほうが清潔や化粧品、デオドラント等に気を使っているため、加齢臭が目立たないということもあります。 加齢臭プラス様々な要因の臭いが重なって、オヤジ臭といわれるゆえんとなります。
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