乾燥肌
乾燥肌になる原因
乾燥肌は放っておくとあかぎれやひび割れ、時にはひどい痒みを伴うこともあり、生活に支障を与えるケースもあります。
乾燥肌になる原因は、大きく2通りあります。
先天的(遺伝)になる場合と、後天的(加齢や洗剤など)になる場合です。 生まれつき受け継がれるケースとしては、遺伝子に組み込まれているものなので、市販の薬ではなかなか効果が見られないかもしれません。
先天的の方は、乾燥性肌を生活の中で上手に取り入れてゆきましょう。遺伝が原因で乾燥肌になりやすい体質なので、毎日の生活環境を整えることから考えてみたほうが良いとおもいます。
後天的な乾燥肌の場合は、
主に4つケースがあります。
1つめは、気温の低下です。
秋から冬にかけて乾燥肌になる人が多いのは気温の低下が原因で、体温を保持するため皮膚の表面の血管が収縮し、血行が悪くなり、そして新陳代謝が悪くなります。
すると皮脂の分泌が少なくなり、表面のバリアがなくなることで肌の水分が蒸発してしまい、乾燥肌となってしまうのです。
2つめに、洗いすぎが挙げられます。
乾燥肌の原因の実に70%が過度の洗顔や体をごしごしと洗いすぎる事が要因だと言われています。
過度の洗顔料や石鹸の使用、濃度の強い洗剤の使用による肌のブロック破壊によるものです、
冬には熱いお風呂で温まりたいものですが、暑いお湯に長時間浸ると皮脂が抜けて、皮膚の水分が出ていきます。
また、ナイロンのタオルでごしごし洗っていると、皮膚の表面の角質層を剥がしてしまい、バリア機能を失い、結果、乾燥肌の原因となります。使用後は保湿クリームを塗る事で大半は改善されます。
3つめは加齢です
歳を重ねるごとに男性ホルモンが減っていく事が原因とされています。
女性は25歳ごろ、男性は50歳ごろを過ぎると、男性ホルモンレベルが低下して皮脂の分泌が減り、皮脂が低下した事による抵抗力の低下等で乾燥肌を引き起こします。
4つめには、睡眠不足や食生活の偏りなど日常生活の習慣が原因です。
睡眠不足や食生活の偏りは、皮膚に充分な栄養が行き渡らず、乾燥肌や肌荒れやを起こしやすくなります。
また、皮膚の新陳代謝は睡眠時間と深い関わりがあると言われ、乾燥肌を防ぐためにも規則正しい生活を送る事が必要です。
加齢による角質細胞間脂質と皮脂の低下、或いは、石鹸などの過度使用による肌のブロック機能の破壊というものが原因となっているので、生活環境の改善に取り組むことでその大部分は解決されそうです